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『アイドルタイムプリパラ』にみる3DCGモデルの変化・変遷 [アニメCG]

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さて、今年の2月に入ってからは特にイベントも無かったので2016年4月以降の溜まりに溜まっていた『アイカツスターズ』と『プリパラ』のアニメを漸く消化する事が出来た。前者についてはいつか話すとして(その機会があればいいが)、『プリパラ』についてはまあ突っ込みどころはあるものの140話という話数に相応しい見事な大団円を迎えることが出来ていたので信じて観続けて来た甲斐があった。3DCGのライブパートについては特にモデルチェンジも無く最後まで大きな改善が見られなかったのは残念だが、要所要所で視聴者の心を掴むようなモノにはなっていたので概ね満足している。

当初『プリパラ』は今期で終了するものと思っていたので『アイドルタイムプリパラ』としてアニメシリーズが新たに始まると聞いて驚いたのだが、なるほど筐体の寿命は3年と聞くから他のシリーズ同様本作も同様の流れを汲んだという事なのだろう。しかしながらあの終わり方を向かえておいて新シリーズにあたって既存のキャラや世界観、設定はどうするのかと思っていたのだが、まさかのらぁら転校による続投かつ新主人公の登場とは。この辺り、本シリーズらしい力技というか最早いつも通りなノリなので慣れたが、果たして神アイドルランクのらぁらが続投してパワーバランスは大丈夫なのかという心配もあるが森脇監督の事なので上手く処理してくれるのだろう。

『アイドルタイムプリパラ』第1話「ゆめかわアイドル始めちゃいました!?」
チクタク・Magicaる・アイドルタイム! / 夢川 ゆい


『アイドルタイムプリパラ』では基本的な構成は前作から踏襲しており3DCGによるライブパートもその構造は前作のステージをそのまま流用しているのが見受けられる。ステージとランウェイ、お立ち台。ライブの構成もメイキングドラマからのサイリウムチェンジ(タイム)という流れは全く同じなので使用されているエフェクト等も前作からの流用となっている。

では肝心の3DCGモデルはどうだろうか。
本作に限らず3DCGが使用されているアイドルアニメ作品の新シリーズ第1話というのは観る前が一番緊張してしまうものである。前作から良くなっているだろうか、悪くなっていないだろうか、前作の様な掴みの良い曲で始めてくれるだろうか、もし曲が気に入らなかったらどうしようか、3DCGに改善が見られるだろうか、何も変わってない様な事は無いだろうか・・・etc。

特に本シリーズはタツノコプロの内製で制作されているため、かの東映や他の3DCG専門スタジオの様に物量で勝負出来ないのか『アイカツ』の様な定期的なバージョンアップが中々難しいという事もある。140話続いた『プリパラ』だが、結局最後までモデリングについては大きな変化は無く、初期と比べてレンダリング解像度に多少の変化は見られたがモーションやエフェクト、ライティングの基本的な部分は140話ほぼ同じだったように感じる。サイリウムチェンジ後のライティングやシェーディング、エフェクトは1年毎に変化はあったものの、個人的に期待していたそういった外側ではない根本の部分の変化はついぞ見ることは叶わなかった。

そのためこの度『アイドルタイムプリパラ』として新シリーズを迎えはしたが、もしかしたら基本の部分は何も変化が無いのではないかという一抹の不安はあった。
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結論から言えば3DCGモデルに変化を見ることが出来た。
とは言えフルモデルチェンジでは無さそうである。とりあえず3DCGモデルの初御披露目となるコーデチェンジのシーンを元に前作と比較してみたが、衣装を着る前の3DCGモデルの素体が見える部分で比較した限りでは体のラインは全く一緒だったのでモデリングそのものに大きな変化は見られなかった。動画では1:34辺りのシーンになる。


歴代とのフェイシャルのモデリングを比較。
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左から順に 『レインボーライブ』 『プリパラ』 『アイドルタイムプリパラ』。

『プリパラ』とその前シリーズと比較してみると頬のチークとそのハイライト、肌の赤みの表現なども前作から実装されており大きな変化は無い。目のデザインも前作から変わってないが大きさには多少変化が見られる。これは後期アニメ本編の作画にも言えるが目が縦長になった事により顔に対する目の比率が大きくなっている。通常のステージ部分ではあまり気にならないがコントラストが強くなるサイリウムタイム後は目の大きさが少々気になる。おそらくこれはターゲットである女児層に向けた変更なのだろう。

モデリングはそのままなので横から見た際のキツネ顔になる点も変わらずに残っている。これは本シリーズで一番気になっていた部分なだけに改善が見られなかったは残念。顔の角度によっては鼻の頂点が目に被ってしまうので、横顔の見た目も含めここだけは変えて欲しかった。
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正直モデリングそのものにそこまで大きな変化は無かった。
ではどこに変化があったのかと言えばその多くはモーション部分である。先ずフェイシャルモーションから見てみよう。『プリパラ』では基本的にどのキャラクターも歌に合わせてリップシンクが行なわれているが、そのパターン及びアニメーションの質自体は特筆するようなモノでもなかった。寧ろフェイシャルモーション全体として見るとその出来は良いとは言えないものだった。圧倒的にパターンと稼動範囲が少なかったのである。また口の形もアニメ本編と乖離した張り付いたような形状のものが多くとても喜怒哀楽を表現出来るようなものではなかった。


Aメロ直前の「♪マジカル アイドル Here we go♪」の部分。『アイドルタイムプリパラ』では口のリグが変更されたのか稼働域が大きくなっておりパターンも増え『プリパラ』の時と比べてかなり自然なアニメーションになっている。

最初見たときはフレーム数が若干増えたのかと思ったのだが以前のライブを見返してみたら全く一緒だったので、滑らかに動いているように感じるのは恐らく稼動域が大きくなったからなのだろう。左の動画の部分は特に良く動いていてここだけでも『プリパラ』から大きく変化しているのがわかると思う。

アイドルは表情が命なだけにこの改善はかなり大きいが、なによりこれによってキャラクターに活力が生まれるので従来とは比べ物にならないほど活き活きとしている。眉毛含めた目の部分は相変わらず全く動かないので表情の固さは相変わらずだが口のモーションが改善されるだけでこれほどの効果があるのかと改めて認識させられてしまった。後は目を見開いたり眉毛を上下させたりする事が出来ればかなり面白い事になると思うのだがそれは今後に期待するとしよう。

モデリングそのものの変化としては正直これくらいだろうか。

次にキャラクター自体のモーションを見てみるが、これがまあ凄い事になっている。今まで『プリパラ』について書いてきた中では敢えて言わないようにしていたのだが、これまでの『プリパラ』のライブステージのキャラクターのモーションはお世辞にも褒められる代物ではなかった。特に3人でのグループステージに顕著だったのだが動作毎の繋ぎの部分、「遊び」とでも言えば良いのか、「間」や「溜め」「詰め」といったダンスに必要不可欠な部分が悉くスポイルされていたために人間の動きとしてはかなり不自然なものになっていたのである。恐らくグループステージだとレンダリングに時間がかかる事から余計な処理や修正を行なう時間が無かったのだと思うが、多少ましになるソロステージであってもモーションに不自然な部分は散見されていた。

これは以前どこかで書いたはずだが、人間は全身が筋肉で構成されているため意識的に行なわない限り特定の部位だけを動かすという事が出来ない構造になっている。特にダンスの様な全身の筋肉を使う場合は手と足に留まらず全身が連動して動いてしまうものである。予備動作と言えば分かりやすいだろうか。脳から信号が届き筋肉が収縮して骨格が支点と力点の役割を担い特定の部位が動く。その動作が大きければ大きいほどその反動も大きくなり予備動作も大きくなる。例えば「ジャンプ」という動作を見てみるとそれが良く分かる。飛距離に比例してその予備動作は大きくなるものであって、間違ってもツェペリ男爵の様に座ったままの姿勢で跳ぶ事は出来ない。

書いていて思い出した。『アイカツ!』第123話 大空あかり「Blooming♡Blooming」における3DCGライブ演出。の時だ。あれも元のキャプチャーデータのモーションの重心移動が良く表現出来ていたが、本作も重心移動がかなり自然になっている。さて、ここからは部分的に本作でのモーションの改善例を挙げてみる事にする。


イントロの「♪アイドルタイム スタート♪」の部分。「~ルタイム」で左足から右足へと重心を移動する際に小さくジャンプするのだが、この時予備動作として膝を少し曲げているのが分かるだろうか。この膝を曲げた反動が一呼吸遅れて付いて来るツインテールと衣装に伝わっており、今までになかったモーションの自然さと揺れ物の重力表現が出来ている。

恐らく本作から揺れ物の設定が変えられているのとカット単位で細かく修正しているのだと思うが「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」での揺れ物の表現は前シリーズとは比較にならないほど本当に良く出来ている。そして揺れ物の表現がしっかり行なわれている事がモーションの自然さとの相乗効果によって質の高いアニメーション表現に結びついている。


Aメロ「♪不思議は常識 超異世界♪」の部分。ここでは腕、胸、腰がそれぞれ独立、連動して動く事によって腕の動きに合わせて「体を捻る」という表現が上手く出来ている。ここでも右足→左足→右足という順で重心移動が行なわれており足の動きと重心に合わせて骨盤が動いている表現が確認できる見事なものになっている。いやはやまさかプリパラでこんなモーションが見られる日が来るとは思わなかっただけにこれを見たときは本当に感動してしまった。

これはあくまで推測ではあるが、『アイドルタイムプリパラ』のモデリングは前作と比較してガワに大きな変化は無いが、内部のボーンやリグについて少なくとも夢川 ゆいのモデリングに関して言えば変わっている可能性が高い様に感じる。というのもフェイシャル部分だけ変更を加えたとは考えにくいし前作のものをそのまま流用したとしてこれが再現できる様には思えないからだ。

サビの「♪マイク片手に~♪」の部分。ここも重心移動と揺れモノ表現。最初の左足を前に出す際にただ足を出すのではなく、足を出した際に膝を曲げ重心を落としているのが確認できる。そしてその曲げた右膝を支点にジャンプして空中で足を組み替えて左足で受け止め右足を出す。モーションキャプチャーを行っているとはいえ、3DCGのキャラクターによるジャンプの表現は違和感が出やすいのだが『プリパラ』の時と比べてみると本当に自然なモーションになっている。

この部分に限らず、どのアニメーションにおいても特定の動きを行った際の身体に起こる「反動」の表現がモーションと揺れ物でしっかり表現できているので、それ以外での前シリーズから相変わらず変わっていない目に付く部分が殆ど気にならないようになっている。正直2017年の3DCGモデルとして考えるととても諸手を上げて褒められるものではないのだが、アニメーションの改善によってそう思わせないレベルに達している。


サイリウムタイムでのサビの「♪今捕らえて♪」の部分。夢川 ゆいのキャラクターデザインはらぁらと比べるとインパクトに欠けている。巨大なツインテールと紫色の髪という、女児アニメの主人公としては個性の塊とも言えるデザインだったらぁらと比べると金髪ツーサイドアップの夢川 ゆいはあまりに没個性的だ。というのもツーサイドアップは既に『プリパラ』にもいたし他作品にも何度か登場しているので全く新鮮味に欠けるからである。

しかし、本作で揺れ物表現が改善された事によりこういった飛び跳ねるモーションにおいて上部で小さく結ぶツーサイドアップという髪型は非常に効果的である事が分かった。これ以外の部分でも髪型が躍動感に大きく寄与している事が良く分かるのでその点で言えばこのデザインは正解だった。しかし、この腕を回しながら足を内側に曲げて飛び跳ねるという如何にもなアイドル的アピールを感じさせるあざとい振り付け、正直最高だ(オイ)。


上の「♪今捕らえて♪」から続く「♪チャンスは♪」の部分。ここも本当に感心したのだが、ここでは「溜め」の表現が出来ているのである。左足に重心をかけ身体を持ち上げる際身体と左足は正面から斜め45度を向いており、右足を下ろすタイミングで左足のつま先を支点に重心を置き、降ろす右足と一緒に真横を向く。右足を降ろす時も意識してつま先から降ろしているのもポイントである。

そして何より大事な「マイクの両手持ち」。アイドルといえばマイクの両手持ちである。これぞアイドル。これぞ浪漫。そしてとどめ刺すかの様なウインク。完璧だ(落ち着け)。

あまり動画や画像を貼るとページが重くなってしまうのでここまでにするが、イントロとアウトロの最後にある両手を正面で交差させる様なああいった筋力と瞬発力が必要な振り付け等も従来ではかなり不自然さが目立つモーションになっていたのだろうが、違和感を最小限に留める程度に自然なモーションになっている。『アイカツ』の絶望ステップ等もその代表例である。


部分的に振り付けのアニメーションについて書いてきたが、全体としてみると「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」のモーションは控え目に言ってもかなり出来が良い。歴代のシリーズ中で一番なのは勿論の事他作品と比べてもここまで自然かつ滑らかに表現出来ているものも中々無い。振り付け自体が良いというのも当然あるが、緩急の付け方や見栄の切るポイント、キャッチーでありながらシンプルでもあり、全体として見た場合に個々の振り付け毎で流れが生まれているので非常に収まりが良いのである。あまりに収まりが良いのでとても初のライブぱパフォーマンスには見えない位である。特にAメロ直前の「♪Magicaる アイドル Here we go!♪」などは振り付け自体は単純なのに流れとしては本当に見事なものになっていて思わずここだけ何度も繰り返し観てしまう程。

「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」は夢川 ゆいにとってのデビューライブとなっているが、ステージ中央に設置された大きな時計を背景に時を刻む時計の音のイントロから目を覚まして伸びをして欠伸をする、という一連の流れは夢川 ゆいにとってもアイドルの目覚めでありアイドルとしての時が動き始めたという事も演出されているのは中々芸が細かい。
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イントロでの両腕を時計の針に見立てた振り付けもそうだが、こういった曲やステージに積極的な意味性が付与された事はシリーズでもあまりなかったので新鮮だった。「アイドルタイム」という新たな設定についても、稼動維持状態を指す「アイドルタイム」が解放された時にアイドル自身の「アイドルタイム」が開始するというダブルミーニングになっているのと、時間をテーマに構成された夢川 ゆいの「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」にもかかっているので良く考えられている。


夢川 ゆいの3DCGモデルについては『プリパラ』から大きな変化は見られないと書いたが、客観的に見てみると確かに変化は少ない。だが、初見で最初に見たときに確かに何かが違うとも感じたのである。最初はシェーダーを変えたのかとも思ったのだがどうもそういった技術的な部分では無い。ではどこが変わったのかといえばそれは多分3DCGモデルのデザインそのものである。シルエットとでも言えばいいのだろうか、抽象的な表現で申し訳ないが夢川 ゆいの3DCGモデルは非常に収まりが良いのである。
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金髪のツーサイドアップ、露出した肩と腹周り、背中とスカートの正面に付いた大きなリボン、ミニスカートとオーバースカート、ニーハイソックス。ピンクを基調としたそれぞれの衣装が大き過ぎず小さ過ぎない程よいバランスを生んでおり、頭から足元まで綺麗な流線形が描けている。ピンクと紫を貴重にした背景のステージデザインとも非常に馴染みが良く、良い意味で3DCGモデルが背景と一体化しているのである。夢川 ゆいのキャラクターデザインは没個性的だと先に書いていたが、寧ろその突出した個性の無さがこの見事なバランスを生んでいるのかもしれない。3DCGモデルとしての角が取れたとでも言えば良いのか、サイリウムタイム前の前半部分はどこを切り取っても絵になるというか従来にあったCGとして浮いていた感じが殆ど無くなっているのである。これに気付いた時は正直鳥肌が立った。

※追記
記事投稿後にどうにも気になったので色々見返していたのだが3DCGモデルの素体に若干の変化を確認できたのでちょっと追記。夢川 ゆいのモデリングは妙に肉感が強いと言うか、露出した肌の面積が多いせいもあるのだろうが歴代の3DCGモデルと比べると随分むっちりした印象を受ける。ただ、その原因が分からず何十回見返してもそれが掴めなかったため、歴代のライブステージで腹部を露出した衣装と夢川 ゆいのモデルを比較してみたのだが、なるほど確かに変化はあった。比較対象は6人編成の「ソラミドレッシング」におけるシオンの衣装で、正面を向いた状態でのへその中心のウエスト幅とくびれの中心からのウエスト幅(赤線)、へその中心からスカートのウエストラインまでの距離(緑線)の3点で比較してみる。なお、それぞれ画像の大きさが異なるのでそれぞれの線の長さ(ピクセル)の比率での比較となる。
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上から順に、
くびれの幅が左は122、右は116。
へその幅が左は169、右が141。
スカートのウエストラインが左は39、右が25。
モデリングが変わっているのかへその位置が変わっているのかは判断しかねるが、比率的にもシオンよりも夢川 ゆいのへそのウエスト幅の方が圧倒的に長く、くびれからスカートにかけてのラインがシオンよりも膨らんでいるのが確認できる。何よりくびれの位置がかなり上の方になっているのとスカートのウエストラインがかなり下がっているので骨盤が大きくなっている印象を受ける。衣装の上からではモデリングが変化しているかどうかの判断は難しいが、ここまで数値に差が出ているとなると変化しているとしか言い様が無い。
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因みに上はくびれの位置を確認するための3DCGモデルを真横から見たカットなのだが、うん、まあ、あれだ、自分でキャプチャしておいて何だが「これはアカン」。

夢川 ゆいの3DCGモデルはロングショットで見ると変化しているようには見えないのだが、バストショット等のアップのカットでは従来のモデルよりも太ももの幅が若干大きくなっている様に見える。そう見えるだけで実際は変化が無いのか本当にモデリングに変化があるのかは分からないが、少なくとも歴代のモデルよりも全体的にふっくらした印象がはっきり感じられるのは確かである。

※ここまで追記


夢川 ゆいの「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」は久々のクリティカルな3DCGライブだったので思わず何度もヘビロテしてしまいこの4日間で60~70回位見てしまったのだが、見る度に新たな発見があるので本当に良く出来ている。そしてそう思わせるという事は新シリーズを始めるにあたってそれだけ手間がかかっていたのかもしれない。何にせよ「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」が最高である事に変わりは無く、個人的には現時点で全作品を含めた中での2017年トップの3DCGライブステージだと断言しておきたい。それ位心を掴まれたし感動している。何よりカワイイ(黙れ)。

曲、歌、振り付け、ステージ、カメラワーク、演出。『プリパラ』の良い部分はそのまま受け継ぎ「アイドルがライブをする」という事がどういう事なのかが本当に良く考えて作られているので、今回夢川 ゆいのライブステージを通じて改めて『プリパラ』のライブステージが好きだという想いを確認する事が出来たのも嬉しかった。

そういえばカメラワークについて書き忘れていたが、相変わらずライブステージおけるカメラの役割が良く考えられて演出されているので安心の安定感があった。特に、アイドルは常に観客の方を向いているのでありカメラはその一部を切り取る存在に過ぎないという視点。アイドルのカメラパフォーマンスはあくまで演出のごく一部であり、間違ってもカメラ目線ばかりを送る様な主体的表現にはなり得ないしそんな事はあってはならない。もしそんな事があるとすればそれはアイドルアニメとして失格だろう。森脇監督はライブパートに直接ディレクションを行っているわけではないと思うが、『プリパラ』はその辺りのバランス感覚が本当に優れている。だからこそ140話としてまとめ上げることが出来たのだろう。『アイドルタイムプリパラ』もどこへ向かっていくのか楽しみでしょうがない。

因みに今回の記事を書くにあたって既に第2話も録画していたのだが、恐らく第2話ではらぁらのライブステージが披露されるはずなのでその場合処理する情報があまりに多くなるため今回は夢川 ゆいのライブステージに限定して話を進めていることをご了承頂きたい。なのでこれを書いている現時点ではまだ2話目を観れていないのだが、果たしてらぁらのライブステージが一体どんなものになるのか正直気が気で無い。

今回の様にまた筆を執るかどうかは作品次第なのだが「Make it!」の様な最初にして最高の名曲がまた生まれるのか、「HappyぱLucky」の様な最高のライブステージに再び巡り会えるのか。期待と不安を入り混じる中またこの先も『プリパラ』の世界に身を委ねるとしよう。




アニメCG関連過去記事

プリパラ
「プリパラ」における3DCGのライブステージ演出。part.1
「プリパラ」における3DCGのライブステージ演出。part.2
「プリパラ」第22話「HAPPYぱLUCKY」におけるライブステージ演出。
アイカツ!
「アイカツ!」第71話 霧矢あおいの「prism spiral」にみる振り付け。
「アイカツ!」アニメ3期における3DCGライブ演出の展望。
「アイカツ!」第103話 氷上スミレの「タルト・タタン」での3DCGライブ演出。
「アイカツ!」アニメ3期の3DCGモデルに見られる変化
『アイカツ!』第118話 藤原みやびの「薄紅デイトリッパー」における3DCGライブ演出。
『アイカツ!』第123話 大空あかり「Blooming♡Blooming」における3DCGライブ演出。
『アイカツ!』第124話 北大路さくら「Blooming♡Blooming」におけるセルルック表現。
『アイカツ!』第160話の3DCGライブステージにおける変化について
『アイカツスターズ!』の3DCGダンスアニメーションについて。
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1/5 フレッシュプリキュア! のEDダンスについて
2/5 ハートキャッチプリキュア!のEDダンスについて
3/5 スイートプリキュア♪のEDダンスについて
4/5 スマイルプリキュア! のEDダンスについて
5/5 ドキドキ!プリキュアのEDダンスについて
6/5 ハピネスチャージプリキュア!のEDダンスについて
7/5 補足
Go!プリンセスプリキュアのEDダンスについて
『Go!プリンセスプリキュア』3DCGモデルによるセルルック表現
ラブライブ!
「ラブライブ!」ライブシーンの3DCGの演出について
「ラブライブ!」2期 第6話挿入歌「Dancing stars on me!」の演出。

アイドルアニメのCGライブパートランキング 2014
『file(N)-project PQ』ダンスアニメーションPVの演出について
『アイドルマスター プラチナスターズ』におけるモデリングの変化・変遷について




 
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