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「マクロスF」は何故面白くなかったのか。 [アニメ]

TVシリーズの「マクロスF」を観終わった後に「マクロスゼロ」を久しぶりに観てみた。

ああ、これは面白い。

vol.1だけでも「マクロスF」26話分の戦闘シーンに匹敵する程面白く、何度観ても全く飽きがこない。何しろ戦闘シーンだけで5回以上は観てしまったのだから。ではどちらもCGを使いながら何故「マクロスゼロ」の戦闘シーンの方が面白いのと感じるのか。

その理由は多分「地形」にある。

「マクロスF」はその主な舞台を居住区である宇宙船「マクロスフロンティア」を中心とした「宇宙」とし、戦闘の殆どは宇宙空間で行われている。そのため地形らしい地形は無く、障害物は宇宙空間に漂う岩(でいいのか?)位しかない。対して「マクロスゼロ」では舞台は地球なので海あり雲あり山あり谷ありとバリエーション溢れる起伏に富んだ地形となっている。

話は変わるが、人間が速度を体感する時その指標となるものが何であるか御存知だろうか。

車を運転している時、人は基本計器を見て自分の車の速度を確認しているが、これは文字通り確認であり実際にはその計器通りの速度を体感しているわけではない。同じ車であっても車高の違いによって体感速度は大きく変わり、オープンカー等によっても変わる。また、速度が同じでもバイクと比べれば変わるだろうし、ジェットコースターやグライダー等でも変わるだろう。つまり、同じ速度であっても周りの環境によって体感速度は大きく変化するのである。ではその「環境」とは具体的には何をさすのか。

それは、周りにある物体と自分との距離である。

言わなくても分かるだろうが、動いている自分に対して距離が近い物体は速く、距離の遠い物体は遅く流れていく。これはどんな移動手段でも変わる事は無い。そのため40-50km/時でもカートの様な地面に接着して走行している場合はより速く感じるだろうし、200-300km/時出ていても新幹線の様な場合では防音効果も相俟ってあまり速さを感じないものである。

つまりはそういう事だ。「マクロスF」は舞台が宇宙空間であるが故周りに物が殆ど無いため速度を体感する事を構造的に奪われているのに対し、「マクロスゼロ」は舞台が地球なので物は無数にある。演出やカメラワークによってスピードを出す事はいくらでも可能なのである。板野サーカスなら尚更だ。

加えて「マクロスF」は相手が生物である。対人、対戦闘機である「マクロスゼロ」とは違い戦闘での駆け引きがかなり限定されるため、マクロスシリーズ本来の戦闘機同士のドッグファイトの面白さや緊張感が全く無い。だから物量で勝負するしかない。

「マクロスゼロ」同様CGを使用していながら何故「マクロスF」の戦闘は面白みが全く無かったのか。それが構造的に不可避だったのか、製作側の力量の問題なのか。いずれにしても「マクロスF」という作品自体が残念であったという事実に変わりは無い。

劇場版は面白いのかもしれないが。
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コメント 2

2019年

意見には賛成だけどマクロスゼロのスタッフがもし同じシチュエーションを制作した場合、やっぱり素敵な戦闘シーンを作ってくれるだろうね
by 2019年 (2019-05-29 12:18) 

smith

そう思います。マクロスFも板野一郎が参加していれば戦闘シーンは全く別物になっていたのではないかと。
by smith (2019-05-30 22:07) 

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