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XBOX ONE対応のドルビーアトモス for ヘッドホンのヘッドホンアンプ出力について。[修正・追記] [BDアレコレ]

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発売以来品薄が続いてきた「XBOX ONE X」の供給安定によりAmazon等のネットショップでも確実に購入可能になったのでこの度漸く買う事が出来た。溜まりに貯めた楽天ポイントとクーポン使用で41,000円程度で購入できたのは大きい。

今回XBOX ONE Xを購入した理由は3つ。1つは「XBOX ONE Enhanced」、1つはUHD BD再生機能、そして「DOLBY ATMOS for headphones」。

DOLBY ATMOS for headphonesは読んで字の如くドルビーアトモス音声をヘッドホン上で再現するものである。ヘッドホンでサラウンド音声を再現しようとする規格はこれまでにも幾つか存在している。victorのサラウンドヘッドホンアダプター「SU-DH1」の様にアダプター単体で機能するものからヘッドホンでも5.1chや7.1chのサラウンド音声をそのまま再生可能にするサラウンドヘッドホン。ドルビーアトモス音声をスタジオで2chにミックスして2chでの擬似的な立体音響を再現する「DTS HEADPHONE:X」。

どの規格、商品にも一長一短があり専用の機材が必要なものから配給会社の意向に依存するものまで色々あるが共通しているのは「高音質かつ手軽で供給が安定」していないという点だった。

そこに登場したのがDOLBY ATMOS for headphonesである。
これの原理は単純だ。再生機器が対応してれば既存のドルビーアトモス音声をそのままヘッドホンで再生する事が出来る。これだけである。アダプターもサラウンドヘッドホンも専用のミックスも必要ない。販売されているドルビーアトモス音声収録のブルーレイがあればそれで完了である。

据え置きのハードでゲームをしている人でホームシアターを組んでいる人は少ない。それは予算的な面よりも環境的な要素が大きい。マンションでドルビーアトモスを再現する事の困難さ、何より近隣への迷惑が問題である。そのためFPSを好んでプレイする人は特にそうだが、ヘッドホンでゲームをしている人はけっこういる。音響に拘っているか否かを問わず。私自身も音響、音質には拘ってはいるが結局ヘッドホンを10年近く愛用している。

最初はPioneerの3500円程度のエントリーモデル。次にaudio-technicaのエアーダイナミックヘッドフォン「ATH-AD700」。初めてのオープンエアー型だったが装着感が抜群に良く音の抜けが気持ち良いヘッドホンだった。そして今使用しているのは同じく開放型のSennheiser「HD650」。これはもう5年近く使用している。

そしてヘッドホンアンプはATH-AD700の時にFOSTEXのHP-A7を、昨年末に入れ替えでHP-A8を導入した。なのでゲーム、映画共に基本的には変換されたものも含め2ch音声で聴いている事になる。サラウンドヘッドホンはほんの少しの期間だけ使用したがドライバーの質がステレオヘッドホンとは比べ物にならないので直ぐに諦めた。


DOLBY ATMOS for headphonesを現状最も手軽に起動できるのはXBOX ONE(+X)になる。

アプリのDolby Accessを購入後起動して、
IMG_3832_800x.jpg
設定のオーディオ出力を選択、
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「HDMIまたは光デジタルオーディオ ヘッドセットを起動する」を選択、
Xbox-2017_11_25-10_35_29.png
後はドルビーアトモス音声が収録されたブルーレイまたは配信タイトルの対応作品を再生すれば良い。

問題なのは私の様にヘッドホンアンプを使用している場合。

私の場合は、

XBOX ONE X
↓HDMI出力
HDMIセレクター
↓同軸デジタル出力
パススルー

HP-A8 (ヘッドホンアンプ)

HD650 (ヘッドホン)

という構成にしているのだがこの場合本体側のオーディオ設定で音が出ない事がある。XBOX ONEをヘッドホンアンプに接続している場合は先の設定画面で「スピーカーオーディオ」の項目のHDMIオーディオを「非圧縮ステレオ」、光デジタルオーディオを「オフ」にしておいた方が良い。その後ヘッドセット形式をDOLBY ATMOS for headphonesにして「HDMIまたは光デジタルオーディオ ヘッドセットを起動する」にチェックを入れる。こうすればヘッドホンアンプ経由でもドルビーアトモス音声が再生出来る。

ただ、ここでまた問題があるのだが、どうやら通常のブルーレイ再生の場合ドルビーアトモス音声が収録されていても7.1ch(非圧縮ステレオ変換)での再生になってしまう様でDOLBY ATMOS for headphonesとして再生する事は出来ないらしい。この辺りは公式に書かれていないので仕様は良く分からないが、現状DOLBY ATMOS for headphonesとしてドルビーアトモス音声をヘッドホンアンプ経由で再生出来るのはUHDブルーレイのみになる。

※この後色々と試してみたが、どうやらヘッドホンアンプ経由でも通常の2Kブルーレイ再生でのドルビーアトモス音声もDOLBY ATMOS for headphonesとして再生出来る事が判明。
なのでUHDブルーレイでなくともDOLBY ATMOS for headphonesの効果は得られる。

手持ちのUHDタイトル、
『スタートレック イントゥ・ダークネス』
『ハンガーゲーム2』
『トランスフォーマー ロストエイジ』
『トランスフォーマー 最後の騎士王』
『オデッセイ エクステンデッド版』

等のドルビーアトモス収録作品で試してみたが、XBOX ONE Xと他のプレーヤーでUHDと2Kブルーレイを同時再生してみたところXBOX ONE Xと他のプレーヤーで音声ビットレートに明らかな差が出ていた。つまりアトモス音声が7.1chで再生されている事になる。勿論DOLBY ATMOS for headphonesの効果による違いもはっきり出ていて2Kブルーレイ版はいつもの聴こえ方だったのに対しXBOX ONE XのDOLBY ATMOS for headphonesでは空間の広がり方が完全に変わっていた。XBOX ONE Xの2Kブルーレイ再生時にアトモス音声が再生されない原因は良く分からないが、UHDブルーレイを再生すればDOLBY ATMOS for headphonesで再生出来るという事は確実である。

DOLBY ATMOS for headphonesはドルビーアトモス音声を本体内部でレンダリングした音声をヘッドホンに出力する。そのため従来のDTS HEADPHONE:Xやアダプターを使用した擬似サラウンドとは根本的に異なる(内部のメカニズムは不明だが)。アトモス音声をそのまま変換して出力するという点で音質の劣化が基本的に無い事が利点となる。サラウンド音声をヘッドホンアンプに出力する場合それは無圧縮ステレオ音声として再生されるが、DOLBY ATMOS for headphonesはその音質のまま空間的な広がりが付与される。空間が広がる分ステレオ音声の様なはっきりとした音の輪郭は多少無くなる。ヘッドホンなので前後の広がりにはやはり乏しいが左右の空間の広がりは確かに感じる事が出来る。

音場は狭くともはっきりとした音の輪郭のステレオ音声を選ぶか、空間は広がるが音の輪郭が柔らかくなるDOLBY ATMOS for headphonesを選ぶが、これは好みに拠るとしか言えない。ただ、DOLBY ATMOS for headphonesを体験してしまうとステレオ音声の音場の狭さに驚いてしまう事は確かである。

当然作品毎のドルビーアトモス音声の質に左右されるので作品毎にDOLBY ATMOS for headphonesの効果も変わる。ドルビーアトモスの劇場公開はピクサーの『メリダとおそろしの森』(2012年6月22日)が初なのでそれ以降の作品は基本的にネイティブのドルビーアトモスミックス作品となる。それ以前の作品は基本的にアップミックスのドルビーアトモスになるのでDOLBY ATMOS for headphonesの効果は薄くなる。『トランスフォーマー』シリーズなどは分かりやすいだろう。

XBOX ONE XのDOLBY ATMOS for headphonesはヘッドホンのコントローラー直挿しでも効果はあるしこの方がアンプの手間がかからない。ただしコントローラー直挿しだと音量に限界があるのと音質的にも限界がある。試してみた所意外と良い音で鳴るので驚いたがやはりレンジが狭くなるので流石にヘッドホンアンプには敵わない。光デジタルケーブルでもおそらくDOLBY ATMOS for headphones再生は出来るのだろうがここに来るまでに何時間もかけて試行錯誤してきたので流石に試す気力はもう無い。まあ同軸デジタル対応のアンプがあるならわざわざ選ぶ必要は無いだろう。


 




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